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大人の文章術(吉田裕子)の書評

文章の難しさに悩む女性

大人の文章術では、読む相手の心をつかむ文章の書き方が数多く紹介されています。その他にメールや企画書、プレゼンテーションから志望動機など色々な場面で使われる文章表現を説明してある本です。

漢字はあまり使わないようにします

漢字を使用する割合

あまり文章を書かない方は、出来るだけ漢字を使ったほうが良いと考えています。しかし、漢字を使いすぎると文章がきゅうくつに感じてしまうものです。そのため難しい漢字は出来るだけ、ひらがなにしたほうがいいのです。

NG例

自分はWEBライターとして、出来るだけ漢字を使った方が良いと思っていました。しかし、ある文章では漢字を使うと窮屈になると書いて有るのを見ました。それ以来は出来るだけ、平仮名を使う方が良いと考えました。

OK例

自分はWEBライターとして、出来るだけ漢字を使ったほうが良いと思っていました。しかし、ある文章では漢字を使うと、きゅうくつになると書いてあるのを見ました。それ以来は出来るだけ、ひらがなを使うほうが良いと考えました。

上の文では、「方」という漢字を使用していますが人を現す「かた」なのか?それとも何かを指す「ほう」なのか?まぎらわしい漢字と言えます。「窮屈」や「平仮名」という漢字が読めない方もいるので、ここもひらがなにしたほうが良いでしょう。あとは漢字とひらがなの文字数のバランスを考えて、調整すれば読みやすい文章になるのです。

数字を用いた文章は説得力があります

数字を用いる事は重要

あなたは数値が書かれたデーターと、数値が書かれていないデーターはどちらを信用するでしょうか?多くの方は数値が書かれてあるデーターを信用するはずです。これは文章も同じことで、数値まで書いてあるほうが説得力があるのです。

NG例

昔に建てられた東京タワーは、日本の電波塔として最も高かったのです。しかし最近になって、それ以上に高い東京スカイツリーが建てらて、東京タワーは首位の座を明け渡してしまいました。

OK例

1958年に建てられた東京タワーは、332.6mの高さを誇り日本の電波塔として最も高かったのです。しかし2012年に建てられた東京スカイツリーは634mもの高さがあって、東京タワーは首位の座を明け渡してしまいました。

どうでしょうか?数値の入っていないNG例では、数値が書かれていないので信頼性に欠けると思いませんか?昔に建てられたと書かれても、読者からすれば「いつごろ建てられたんだ?それも説明して欲しい」と不満に思う方もいます。最悪な場合は「本当なのか?」と疑われかねません。

ニュースで、あれだけ東京スカイツリーが高いと報道されていたので信用はされるかもしれません。しかし、あまり話題になっていないものを取り上げた文章では、間違いなく説得力がないでしょう。そして、建てられた年だけでなく高さの数値まで書かれてあれば「東京スカイツリーは東京タワーの2倍近い高さなのか?」と読者を感心させる事も出来るのです。

著名人のテクニックを学ぶ

作家のテクニックを学ぶ重要性

日本の文豪として有名な川端康成」や「夏目漱石などの文章テクニックを学べるように、この雑誌ではいくつか紹介されていました。私は雪国で生まれ育ったので、あまり本を読んでいなかった時期でも、川端康成の名言はよく覚えていました。

トンネルを抜けると雪国であった。」

この言葉を少年時代に知った時は、川端先生には申し訳ないのですが「放っておいてくれ」と思ったものです。それだけ、この言葉の持つ力というのは凄いものでした。

トンネルという言葉だけで雪国が多い日本海側と、雪の降らない太平洋側の違いをピシャリと言い当てていると思ったものです。しかし意外だったのですが、この文章は夜の時間帯を指す言葉だったのです。全文ではこのようなものになっていました。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。」私は少年時代の頃に「昼間の時間帯に、日の光に照らされた銀世界が広がっていたのだろう」と勘違いをしていました。

このように、日本人の心に訴えかけるような書き方が川端康成のテクニックなのでしょう。

夏目漱石は、文章の冒頭で読者の心をつかむテクニックが優れています。なかでも有名なのが「吾輩は猫である」でしょう。私は題名だけで、いつか読んでみたいと思ったものです。WEBライターが文章を書く時は、HPを見ている利用者の心を飽きさせないために、文章の最初に結論を書くようにしています。それは、夏目漱石の文頭の最初に読書の心をつかむテクニックに近い書き方と言えるかもしれません。

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